セキュリティエンジニアの資格の種類

セキュリティエンジニアには、国家資格や公的資格、民間資格など複数の資格がある。

国家資格は国が認定する資格のことで、取得難易度は高めに設定されている。
セキュリティエンジニアの国家資格として有名なのが、情報処理安全確保支援士試験だ。これは経済産業大臣が認定している資格で、サイバーセキュリティに関する知識や技術などを活かし企業で情報セキュリティの確保を行う際に役立つ。
セキュリティエンジニアはもちろん、情報システム管理者を目指す人に取得を目指している人が多い。
合格率は約16%と非常に低く、国家資格だけあって狭き門になっている。取得を目指すなら、しっかり試験対策を練り準備しておく必要があるだろう。

公的資格は、国家資格と民間資格の中間に位置する資格である。
個人情報保護士認定試験やSPREAD情報セキュリティサポーター能力検定、ネットワーク情報セキュリティマネージャーなどの資格があり、国家資格に比べると取得難易度は低い。

民間資格は、民間の団体が実施している試験を合格することで得られる資格だ。
各団体が製造や販売しているソフトウェアに関する技術や知識を試されるものが多い。シスコシステムズが主催しているCCENTやCCNA Security、CCNP Securityなどがある。
民間資格ということで難易度が低いイメージがあるかもしれないが、中には国家資格並の難易度の資格も存在する。特定のソフトに特化した資格が多いため、より専門的なスキルが必要になるからだ。

このように資格によって求められるスキルや使える業種が変わるため、自分に合った資格を選び取得を目指すべきだろう。